【頸椎脊柱管狭窄症の治療】
「何だこのしびれは！？」
手の指先にしびれを感じた患者様のお話
「気が付いたら左の肩の後ろから
中指がしびれるようになったんです。」
と来院されたＫさん。
詳しく問診と触診をおこなった結果
Ｋさんがうったえる
肩や指先自体に問題はなく
原因は「首」にあることが判明。
肩～腕、指先につながる神経は
首から出ています。
Ｋさんは首の筋肉が硬くなりすぎて
首から出て
手につながる
神経が圧迫されていることによって
腕～指がしびれる
という自覚症状として現れた
というわけです。
でも骨にまで異常があるのか
筋肉だけの問題か
はっきりさせる必要ある
と判断したため
病院に行って
ＭＲＩを撮るように
勧めました。
すぐに行動に移してくれた
Ｋさん。
結果
首がストレートネック（まっすぐな首）で負担が大きくなり
神経を圧迫、しびれていることが、分かり脊柱管狭窄症
であることが判明。
脊柱間狭窄症とは
背骨の中には脊髄が通っています。
その脊髄が通っている空間のことを
脊柱管といいます。
脊柱管がさまざまな原因で
狭くなってくることを
脊柱管狭窄症といいます。
これが首に起こるのが、
頸部脊柱管狭窄症です。
「手にしびれが出るくらい
首や肩の筋肉と骨に負担を
かけていたのなら
肩がこったり
頭が重く感じたり
なにか事前の兆候は
なかったんですか？」
Ｋさんにたずねると
「それが僕、あんまり肩こりとか
頭痛とか感じないタイプだったん
ですよね。」
Ｋさんのようなタイプは
珍しくありません。
外から触ると
ガッチガチの肩をしているのに
本人は何も感じていない
というタイプ。
感じ方はいろいろなので
仕方ない部分もあります。
しかし、キケンなのは
今回のＫさんのような
自覚症状がないために
処置が遅れるパターン。
肩こり、頭痛の自覚症状があれば
当然しんどいので
マッサージを受けたり
お風呂に入って
筋肉をほぐしたり
何かしら楽になりたくて
対策をとります。
でも何も辛くないのであれば
別にそのまま放置していても
何も困らない。
だから首～肩の筋肉は
硬いまま。
どんどん疲労が蓄積し
筋肉が硬くなり
神経を圧迫して
「しびれる」
という感覚が出てはじめて
何だこれ？
となるわけです。
残念ながら、今のところ
脊柱管狭窄症に
”完治”はありません。
今よりひどくならないように
すごしていくしかありません。
そのことを
Ｋさんに伝えると
Ｋさんはとても落ち込まれました。
でも気持ちの切り替えが
早いＫさん。
現状をしっかりと
受け止めて今からできることを
やっていきます！と
これからＫさんが
脊柱管狭窄症の症状を
悪化させないために
していかなければいけないことは
２つあります。
１つ目は
筋肉を硬い状態で 長く放置しないこと。
先ほどもお伝えした通り
筋肉が硬くなると
神経を圧迫するため
しびれがきつくなるからです。
早速Ｋさんは
いままでは1分くらいしか
つかっていなかったお風呂も
しっかりつかるようにし
疲労を溜め込まないよう
血行をよくしたり
院長から始動された首のストレッチを
こまめにおこなうように。
そして２つ目
脊柱管狭窄症専用の
トレーニングをすること。
えっ？トレーニングなんかしたら
余計筋肉が硬くなるんじゃないの？
確かにトレーニングをすると
筋肉は硬くなります。
ここで大切なのは
「脊柱管狭窄症専用」ということです。
それを的確に指導できるのが
脊柱管狭窄症の症状をしっかりと
把握し、治療経験と運動の知識をもった
プロの存在です。
なぜトレーニングが必要なのか？
その答えは
そもそもどうして
Ｋさんの首の筋肉は
神経を圧迫して
しまうくらいに
硬くなってしまったのか？
という根本的な原因を考ると
わかります。
その原因は「頭」です。
「頭」というパーツは重たいんです。
体格によって個人差はありますが
平均的に
２ℓペットボトル３本分くらい
あるいわれています。
Ｋさんは設計のお仕事をされています。
細かい図面と毎日毎日にらめっこ。
ミリ単位の世界。
誤差や間違いがあっては大変です。
図面を集中してみるために
下を向きます。
ちょうどスマホを夢中になって
みている時を想像してみてください。
重たい頭と首の状態は？
そりゃ首に負担がかかるに
きまってますよね。
それとトレーニングの
なにが関係しているのか？
頭がぐにゃ～っと倒れすぎるから
首に負担がかかる。
それなら
頭がぐにゃ～っと
つまり必要以上に
倒れすぎなければ
いいわけです。
そのために何が必要か。
それが
「筋肉」です。
その重たい頭を支えられるだけの
首、肩、胸、お腹、背中の筋肉・・・
しびれが出ないよう
姿勢を自力で保てるだけの
体幹の筋肉を備える必要がある
ということです。
じゃぁ
姿勢を良くすように
意識して生活すればいいってこと
と軽く思われた方
そんなに甘くないですよ（笑）
意識していい姿勢になることは
だれでもできます。
大事なのは無意識になったときに
どこまで姿勢が崩れないか
ということです。
きちんと筋肉があれば
意識していなくても
そこまで姿勢が崩れません。
でも姿勢を保てる筋肉が
ないと・・
意識していない時は
ぐにゃぐにゃです。
いい姿勢でいよう！
がんばって意識して
いられるのは
ちょっとの間だけです。
だから筋肉が必要なんです。
頭を支えられるだけの
筋肉がないせいで
体を支えきれずに
首に負担がかかっている
という
根本的な原因にも手を付けなければ
いくら硬い部分の筋肉を
ほぐしても
悪化していくスピードを
抑えるには
役不足です。
だから
１つ目の筋肉を硬くしないように
ストレッチしたり、ほぐすだけでなく
この２つ目の
脊柱管狭窄症の方専用のトレーニングを
同時におこなっていくことが
とても大切なのです。
ある日突然
しびれが出て
あなたの首の神経は
圧迫されててこのまま放置すると
物がつかめなくなるかもしれない
そんなことを言われたら
落ち込みますよね。
でもＫさんのように
落ち込んで➡現状にしっかりと目を向けて
➡今から出来ることをしていく
これってすごく大事なんです。
人は失敗したり
落ち込んだり
お尻に火がつかないと
本気で行動には移せません。
本当に心のそこから
「やばい！」と
思わなければ
周りからどれだけ言われても
すすんで行動できませんよね。
特に自分の体のケアは
自分でしていかなければ
いけないため
どれだけ真剣に
自分の体の事を
考えて行動していけるか！
それにかかっています。
そのためにも
この「落ち込む」
というのは本当に大事です。
ただ
落ち込んでいるだけでは
5年後、10年後はなにもかわりません。
むしろひどくなる可能性のほうが。
高いです。
Ｋさんはおっしゃいます。
「まだ子供も小さいし
へばるわけにはいきません！」と。
人は本気になれば
未来を変えることができます！
でも本気になっても
なにからはじめていいかわからない
と意味がありません。
その点は当院にお任せください。
本気になったあなたを
全力サポートさせていただきます。
今のあなたの体のこと
元気に動けるカラダでいるためには
これからどんなことを
していかなければいけないのか
しっかり指導・サポートしていきます。
さぁ、一緒に
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